子どもへのプレゼントといえば流行りのおもちゃや、ゲーム機器・ソフトを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
反対にそういうプレゼントでなければ、子どもは泣き喚いたり、あるいは残念な気持ちが表面に出つつも「ありがとう」という反応が返ってきそうです(笑)
子ども心ながら「あれ?このプレゼントって、勉強も兼ねているな?」と感じたことがあるよ笑
子どもへのプレゼントって意外と労力かかるんですよね~…
話しは打って変わって、2020年度より小学校ではプログラミング教育がスタートしました。
今後ますます重要性が高まってくるプログラミングに対して、子どもが苦手意識を持つことなく楽しく学んでほしいと考えている親も多いことと思います。
そこで今回はプレゼントとしても喜んでもらえそうなプログラミング教材を5つ紹介します。
プログラミング教材は勉強というよりも、ゲーム感覚で楽しみながら学べるものが多いのでプレゼントにおすすめです。
本格的なものから、ほとんど遊びとして取り組めそうなものもご紹介しておりますので、プレゼントのご参考になれば幸いです。
おすすめのプログラミング教材
プログラミング教材は自宅で学ぶことができるので、子どもの意欲や関心を近くで確認できるのが良いですよね。
小学生低学年の子どもであれば、親が近くにいる方が安心できるため、集中力も増すと言われています。
コロナが収まりつつある世の中でも、何かと外出しづらい状況が続いていますから、自宅でしっかりと学ぶことができるプログラミング教材は一考の価値があります。
それでは実際におすすめの教材をご紹介します。
レゴ®ブースト
レゴRブーストは、あの有名なLEGOを使ったロボット型プログラミング教材です。
LEGOからは今回紹介した「レゴ®ブースト」の他にも、「LEGO Education WeDo 2.0」や「LEGO MINDSTORMS」といったロボット型プログラミングが販売されており世界中で人気を集めています。
すでに世界中の子どもが使っているとなると、ぽっと出のあやしい教材よりも安心して試すことができますよね笑
「レゴRブースト」は、プログラミングに初めて触れる子ども向けに作られた製品となっており、ハードルも金額も他の製品に比べると手が出しやすいものとなっております。
ブロックを使ってロボットを組み立てる段階からできるので、子どもも普段の遊びと同じ感覚で始めることができます。
また、自分の作ったロボットが指示通りに動くかどうかを試行錯誤しながら進めるのでプログラミング的思考が身につきやすいです。
レゴ本体や、指示を入力するためのスマホ・タブレットいずれかの機器の準備は必要となりますが、プログラミングをするための専用アプリは無料となっています。
教材の中身としては、実際に子どもの手でレゴを組み立てて、出来上がったロボットを指示通りに動かして遊べるというものになっています。
ブロックは何百ものパーツに分かれているので組み立て甲斐があるよ。
もちろん組み立て方の説明はあるから安心してね。
そうそう。しかも紙じゃなくて、タブレットなどの機器で確認できるから見やすいよ!
そうです。このプログラミングは、いきなり難解なコードを入力するというものではなく、アプリ内の画面に表示されるブロック図をつなげていく感覚で進めていきます。
画面に表示される説明に従ってブロックを上手につなげると、コマンドを実行され、ロボットが前進・後進・回転など指示通りに動きます。
コーディングのスキルは全く必要ないものの、ブロック図のつなぎ方に間違いがあるとロボットは動きません。
その点は、実務のプログラミングと共通しています。
コマンドが完成した後に、「プレイ」を押す瞬間はドキドキするよ。
ロボットがちゃんと動いてくれた時は「やったー」と叫びたくなるね。
実は親も夢中になる教材になっているよね笑
プログラミングに必要な力がしっかり身につくにも関わらず、子どもに慣れ親しんだレゴ(おもちゃ)ということもあり、子どもへのプレゼントには最適なのではないかと思い最初に紹介しました。
embot(エムボット)
embot(エムボット)は通信最大手のNTTドコモとAIディープラーニングに強みを持つインフォディオが共同開発したロボット型プログラミング教材です。
先に紹介したレゴブーストと同じく、ロボットを組みたて、アプリを通じてコマンドを入力する仕組みとなっています。
embotの魅力は主に3つあります。
1つ目は、ダンボールを素材としており、塗り書きしたり、テープの貼り付けや紙コップの切り貼りなどをすることで、自分だけのロボットを作ることができるところです。
世界に一つだけのロボットを作ることができるので、子どもは愛着をもって楽しむことができます。
2つ目は、日本で開発された教材なので、海外の教材と比べると解説が豊富で理解しやすいことです。
海外の説明書だとどうしても日本語訳がおかしなものだったり、Q&Aが少なくて先に進めないこともあるので、その点は安心できますね。
3つ目は、価額が5,000円程度と、他の教材に比べて非常に安価なところです。
プログラミング学習って費用が掛かるイメージがありますが、embotはお財布に優しい価格設定です。
万が一、子どもに合わない場合でもギリギリ諦めがつくラインなのではないでしょうか。
embotの専用アプリでは、プログラミングレベルを5段階に設定しており、子どもの習熟度によってレベルを上げていくことができます。
一回きりの学びで終わることなく、プログラミングを深堀していけるスタイルです。
プログラミング教室でもembotを採用している所は多いので、「ゆくゆくはプログラミング教室にも通わせてあげてみたい」と考えているようであればおすすめです。
Scratch(スクラッチ)
Scratchはマサチューセッツ工科大学が開発したプログラミング教材です。
開発後も非営利団体のScratch財団により設計、開発、運営され、無償で提供されています。
世界中で使用される人気の教材となっており、特徴は何といっても“無料”なところです。
世界の登録ユーザーは約7400万人で、日本でも約88万人が使用しているよ!
ものすごい規模だね!!無料っていう響きが良いな~。
Scratchも、画面に表示されるブロックを正しく並べるだけで、キャラクターをコマンド通り動かすことができるので、子どもでも楽しく学ぶことができます。
始めたばかりの段階では、ゲームやストーリ―をクリアしながらプログラミングを身に付けることができますし、慣れてくると自分でゲームやストーリーを作ることもできます。
作成したゲームやストーリーはScratchのオンラインコミュニティ上で、世界中の人々と共有できますし、他の作品で遊ぶこともできます。
Scratchについて<https://scratch.mit.edu/about>
幅広いレベルが用意されていることから、小学校のプログラミング教材や、プログラミング教室でも使われています。
ロボット型のプログラミング教材と違って、PCを操作する機会が多くなるので、プログラミング的思考はもちろんのこと、コーディング自体の基礎スキルも身につけることができます。
NHKでもTV番組や、Webページでの解説が流れており、日本語のサポートも充実しています。
ただ1点気になるところは、Scratch自体はソフトウェアであり、無形なので、子どもにとってプレゼントとなるかどうかは怪しいです。
小学校でも取り入れている場合が多いので、子どもにしれっと事前に確認しておく方が無難でしょう。
Nintendo Labo(ニンテンドーラボ)
Nintendo Laboは、言わずと知れた任天堂のゲームソフトとして販売されているプログラミング教材です。
最近よくCMでも見かけるよね!
子どもにとってはSwitchは“遊びで使うもの”というイメージが強いと思うので、勉強しているという感覚よりも遊びの中でプログラミングをいつの間にか学んでいるという感覚で進めることができます。
素材は主にダンボールなので、embotと同じく世界に一つだけのコントローラーを作ることもできます。
コントローラーは、一つの種類だけではなく、釣り竿やピアノ、VRなどいくつかの種類に形を変えながら、飽きずに楽しむことができます。
作り方や遊び方は、動画の説明があるから安心して取り組めるよ。
始めは色んな種類のコントローラーを組み立てて、そしてゲームをするという遊びメインになります。
しかしここで終わるとただの遊びで終わってしまいます。
Nintendo Laboの奥ゆかしさはここからです。
子どもが各コントローラーを遊びたおし、仕組みを理解できたら、次はNintendo Laboに収録されているプログラミングツール「Toy-Conガレージ」を活用してプログラミングの基礎となる順次・分岐・反復を学ぶことができます。
任天堂のHPにも「Toy-Conガレージ」を紹介したサンプル動画があるよ。
自分でプログラムを書き換えることで、オリジナルの動作をさせることもできるようになります。
マインクラフト
マインクラフトは世界的に有名な大企業であるマイクロソフトが提供するゲームであり、プログラミング教材としても使えます。
マインクラフト自体は遊んだことがあったり、Youtubeのゲーム実況で目にしたことがある方も多いと思います。
アイテムを使って、建物を作ったり、仕組みを作ることができるので、ゲームを進めていくだけでも、プログラミングの基礎となるプログラミング的思考はかなり鍛えられます。
さらに発展させて、「もっと楽しむ! マイクラでプログラミング! 」という本をプレゼントしてあげるのがおすすめです。
プログラミング的な仕組みを作るための攻略本みたいなものだよ!
オールカラーでふりがな付きなので、子どもにも読みやすく、学んだ仕組みはマインクラフト上ですぐ実行できるのでインプットとアウトプットができます。
価額も1,300円程度とお手ごろな価額です。
子どもが何かを頑張ったご褒美にプレゼントするのもいいかもですね!
プログラミングに興味があれば、オンラインプログラミングスクールもおすすめ
プログラミングに興味をもってもらうための教材は、上記でご紹介した通りたくさんあることが分かりました。
プログラミングは遊びの延長にあるので、子どもも苦手意識を持ちにくいスキルです。
プログラミングスクールでも、いきなりコーディングを学んだり、PCとにらめっこする様な事はしません。
むしろまずはプログラミング的思考の醸成を重視しながら、独自のカリキュラムや、上記で出てきたembot、マインクラフトを活用しながら授業を進めるケースが大半です。
また当ブログでは、昨今の感染症対策や、学費などを鑑みてオンラインプログラミングスクールをおすすめしています。
せっかくプログラミングに興味があるのであれば、継続して身につけてこそ武器となります。
しかもプログラミングは学校のテストや受験に対する武器ではなく、今後の社会で活躍する、、、もっと直接的に言えば、しっかり稼ぐための武器となります。
いきなりスクールを利用するのが不安であれば、教材でお試しするのも良い手段ですし、手っ取り早くオンラインプログラミングスクールに通わせるのもおすすめの手段です。
上の記事にもメリットを細かくご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧いただけると嬉しいです。
まとめ
小学生向けにおすすめのプログラミング教材を5つ厳選して紹介しました。
これから加速度的にIT技術が進歩する世の中で、子どものプログラミング学習は欠かせないものになっていきます。
現に小学校・中学校ではプログラミングが必修化されていますし、大学の受験科目にも追加される見込みとなっており、国のIT人材育成に対する本気度が窺えます。
とはいえ学校のプログラミング教育は、いまだ整備が行き届いているとは言い難く、手探り状態で進めているのが実態です。
なので、まずは自宅でプログラミング教材を使って親子で一緒に楽しみながら学習してみるのもおすすめです。
プログラミング学習に対して不安を抱えている親御さんは自分だけでなく、たくさんいらっしゃいます。
そのような方向けに学習の進め方や、教材の使い方などがYoutube等で分かりやすく解説されており、強い味方となってくれます。
ぜひ子どもへのプレゼントの選択肢としてプログラミング教材を入れてみてください!
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